私には、息子が4人います。
もう6年くらい前ですが、当時、小学4年生の長男は、地元のサッカークラブのセレクションに合格して所属していました。
そのとき、次男が、小学2年生で、その同じクラブチームのセレクションがある歳でした。
私は、次男もそれなりに上手だったので、次男にも頑張って受かってもらいたいという希望を持っていました。
なので、私は、次男に、がんばろうな。受かりたいね。なんて声をかけています。
ただ、次男は、そんなにそこにこだわりはもっていませんでした。
そして、そのあとには、僕は受けたくないと言い出したのです。
え、せっかく上手なんだから受けなよ。結果はわかんないけど受けたらいいじゃん。という感じで、次男を無理やり受けさせようとしていました。
今思えば、このとき、次男は、私からの高い期待にプレッシャーを感じていたのだと思います。また、長男が受かっているので、自分が落ちたくないというプレッシャーもあったと思います。
それでも、そんなことをわかっていない私は、普通にプレーすればいいから、がんばってみな、落ちてもいいんだからと言っていました。
結果、どうだったのかというと、次男は、セレクションにはなんとか行きました。
ただ、あきらかにやる気のない取り組み、なんとなくこなすだけの取り組みで、落ちてしまいました。サッカーにも行きたがらなくなってしまいました。
でも、そうですよね。次男からしたら、自分には無理だと思っているのに、兄と比べられ、親からは頑張れとプレッシャー、今思えば小学二年生でそうとうつらかったと思います。
このときの次男の取り組みは、次男からしたら、私に対して、自分への高すぎる期待を下げさせたかったのだと思います。
私の期待が高すぎることに気付いていなかった私は、そんな弱音を吐くなとか、とりあえず頑張りなさいと、よくない注目を与えていました。そうしたことで、次男は、もっとくじけていったのだと思います。
そして、私の期待を下げさせようと、やる気のない取り組みを試験で繰り返したのだと思います。
サッカーに行きたがらなくなった子に、チームで一番になれとはいわないですよね。それまでは、強いチームに受かれといっていた親も、せめて、サッカーを続けてとなるものです。
学校の成績でいい点を取りなさいとか、一番になりなさいと言っている親御さんの期待に答えられないと思った子供たちは、反抗したり、ぐれたりするようになることがあるのも、親の期待が高いから私には無理だという意志表示なんですよね。
不登校の理由がすべてそうではないですが、中には、そうしたお子さんもいるかもしれません。
やっぱり、そう考えると私たち親の責任は大きなものだと思います。正しい子育ての仕方を身に付けなければですね。
ちなみに、次男は、その後、地元の少年団で、レギュラーにはなれませんでしたが、サッカーは続けていました。私も、サッカーの試合やレギュラーのことは何も言わずに、がんばって練習に行っていることをなるべく注目してあげるようにしていました。そして、今は、中学のサッカー部に今も所属しています。
高校までは、やらないかもしれませんが、私の子育ての失敗で、次男の可能性を狭めてしまったなと今でも後悔しています。
皆さんは、ぜひ、お子さんたちにプレッシャーになるような高すぎる期待は、やめてあげてくださいね。
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